不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

お日待に行った。その④

 向こうのベテラン・グループから声が上がる。
 「だから○○は駄目なんだ。あてにならない」
 えぇ~?
 そんなこと、ここで言っても良いのか?
 ○○とは、当町内会で応援している市会議員である。
 その議員を非難している。
 アルコールが普段押し込めている感情を表面に浮か
び上がらせたのか。
 周りに座っている人は、非難の声を聞きつつも、それ
を肯定もしないが否定もしない。
 どちらに傾いても後々憶測と尾ひれが付く話だからで
あろうか。
 少しして別の人がこう言い始めた。
 「○○屋はいかんなぁ。あそこでどうして、おつまみと
して刺し身を出さなかったんだ」
 「魚はあったのに」
 「臨機応変に対応しないの駄目だ」
 ○○屋とは、当町内連合会にある小料理と仕出しの
店である。
 町内会の関連の寄り合いで○○屋を使った時の店
の対応を槍玉に挙げているようだ。
 「もう○○屋は使わん!同じ町内なのにあぁいうこと
をされては!」
 刺し身を出す出さないで酷い言われようである。
 酔っているから口が滑るのか、それとも前から不満
に思っていたのか?
 今回の御日待は幾分空気が荒れ気味である。

 ~続く~