昨年末のNHK-FM「今日は一日ハードロック・
ヘビーメタル三昧」では、「デビッド・リー・ロスは
日本に住んでいた」というエピソードの他に、もう
ひとつのニュースが確認できた。
音楽評論家の伊藤政則氏はこう語った。
「スコーピオンズは引退を撤回しました」
えぇ~!
本当か!
ドイツを代表するロックバンド・スコーピオンズは、
2010年に引退を表明した。
人気が落ちたわけでもなく、メンバーの健康状態
に問題があるわけでもなかった。
バンドはラストアルバムを発表し、それに続いて
さよならコンサート・ツアーを行った。
日本風に言えば「引退巡業」であろう。
このツアーは各地で熱狂を持って迎えられた。
そこで多くのファンから
「何故止める!?」
「バンドを続けろ!」
と声をかけられた。
メンバーは本気で止めるつもりだった。
だが、ファンの熱い訴えに考えを改めたようだ。
一度言い出したことを引っ込めるのは、なかなか
難しいこともある。
バンドにも葛藤があっただろう。
しかし、それは乗り越えられた。
バンドは活動を存続されるそうだ。
ファンの声は聞き届けられたのだ。
これは嬉しいことである。
末端のファンとしても慶賀の至りである。
彼らの今後の活躍を待ちたいと思う。