不二家憩希のブログ

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B-1のBはブランドのB?

 B-1グランプリの記事を読んでいた。
 毎日新聞jp編集部によると「地域活性化を目的に
開かれているが、料理ばかりが注目される傾向があ
り、今年から正式なタイトルを『B級ご当地グルメ
祭典!B−1グランプリ』から『ご当地グルメでまちおこ
しの祭典!B−1グランプリ』に変更した。『B』は地域
ブランド(Brand)の頭文字の意味を持つ。」とある。
 
 あ~、やはりそういう風になっていくか。
 B-1のBはB級グルメのBだった筈である。
 B級グルメとは、自虐的なニュアンスが大きく占めて
おり、大々的に名乗るために用いる名称とは言いがたい。
 だが、そこをあえてB級グルメと開き直り堂々と展開し
ていくに連れ、その気安さも相まって多くの人が共感し
賛同者が増えていったと推測される。
 しかし、名声と大きな経済効果を狙って新規の参入
団体が増え始める。
 B級であっても権威が発生し始めたのだ。
 そうなると運営元や参加者の意識も変わってくる。
 「何も自分からわざわざB級と名乗らなくとも良いだろう」
 「自虐的なのはかっこ悪い」
 過去の経緯は忘れたくなってくる。
 そして遂に「B-1のBはブランドのB」と言いだすように
なってしまった。
 こういうことを言い始めると、その企画は下降線をたどり
始めるものである。
 
 虚栄は自身の足を引っ張り転宅へと導くものである。
 
 
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