不二家憩希のブログ

はてなブログに引っ越してきました。

12本の茶室:ピエール・セルネの茶道

 ニューヨークに拠点を置く芸術家・ピエール・セルネPierre Sernetさんが始めた芸術的試みがある。

 12本の棒を使って茶室を作る。

 そこで日本の茶道に則って、お茶でもてなす。

 亭主は、着物で、時に袴も履き、威儀を正している。

 正座も、しなれている様子に見える。

 西洋人には正座は辛いはずだ。

 伸ばされた背筋に、茶道の修練を感じさせる。

 ピエール・セルネPierre Sernetさんは、本格的に茶道を学んでいるのだろう。

 その姿は、「見かけだけ揃えた」という安易な様子はない。

 地面にはゴザが敷かれており、茶釜やその他の茶道具も揃っている。

 正座も、しなれている様子に見える。

 西洋人には正座は辛いはずだ。

 ピエール・セルネPierre Sernetさんは、本格的に茶道を学んでいるのだろう。

 手抜きの付け焼き刃では、ないことは写真だけでも見て取れる。

 場所が屋外であっても、これは野点ではない。

 棒で区切られた空間は壁や天井はなくとも茶室と見なされる。

 そこで行われる呈茶はすなわち茶道である。

 これは、私のツボど真ん中である。

 面白い試みだと思う。