そこはフローリングの間だった。
何かを踏みつけたようだ。
掃除機はかけてあるしゴミは落ちていない筈である。
それでも何かが落ちていたのかもしれない。
私は足の裏に手をやる。
何かが手についた。
何だろう?
見ると、それはムカデだった。
ムカデ!
といっても5センチほどである。
私は紙に包み窓辺に行く。
そして、紙を振るってムカデを外に投げた。
軽く踏んだけだったからであろうか、刺されることはなか
った。
我が家はムカデの出現率が高い。
私が気づいてないだけで、何匹も家の中にいるのであ
ろう。
ムカデと暮らす生活である。
私はそれを望んではいないが、そうなってしまっている
ので仕方がない。
逐次追放するが、また別のムカデが入ってくるであろう。
我が家は自然との共栄をを屋内で実践しているのである。