時々参拝している教派神道の教会へ行った。
この日曜日は年間最大の大祭の日である。
私は教会長先生や奥様から「是非お越しください」と招待されていた。
信者さんだけでなく私のような不真面目な参拝者にも大祭の門戸は開かれている。
このオープン具合がこの教派神道の魅力の一つである。
教会の到着した。
幟旗が掲げられている。
大きなお祭りのときだけに使われる幟旗である。
こうした装飾が雰囲気を作り出しているなぁ。
教会に入る。
信徒総代さんに出迎えて頂き恐縮する。
いつも以上に厳粛な雰囲気で満ちている。
こういうムードを味わうだけでも参加する意義はあるというものである。
定刻がきて行事は始まった。
そう言えば、今日ここに集まっている信者さんの70%は新型コロナワクチン接種者である。
誰が接種者かは外見ではわからない。
だが、私は接種者に囲まれているということになる。
会合に同席したくらいでは感染はしないだろうが、可能性がゼロとも言い切れない。
おぉ、これはスリルがあるなぁ。
映画やドラマでは味わえないリアルなスリルである。
これはこれで面白い体験である。
行事は粛々と進む。
教会内にいる人は、祭祀者を含め全員マスク着用である。
マスクが行事を一層厳かなものにしているような気になってくる。
そして、滞りなく行事は終了した。
退出の際にお土産を頂いた。
毎回頂けるのであるが、これが嬉しい。
「物に釣られているのか?」という声が上がるかもしれない(笑)
こうした宗教施設で何か貰える、ということは不思議な喜びがあるものである。
私は気分良く教会を後にした。