二つのニュースを引用する。
一つはファイザー社の新型コロナワクチンに異物混入の記事、もうひとつは安全性に問題ないがわさびを回収した食品会社の記事である。
先日のモデルナ社の異物混入もニュースとなったが、翌日は何も無かったかのようにワクチン接種が続行し、それを見て愕然とした旨については、その時に当ブログで記した。
実はその数日後にファイザー社のワクチンにも異物混入が見つかりニュースとなったが、何故か話題にはならなかった。
モデルナの件に話題が集中し気が付かなかったのかもしれない。
そして昨日のファイザー社の白い異物混入である。
今回は少し大きく取り上げられた。
私はこのニュースに接した時(あぁ、一応今晩は騒ぐけれど、翌朝にはいつも通りに接種が始まるんだろうな)と思ってみていた。
モデルナの時が、そうだったからである。
そして今日、やはり通常通りワクチン接種は続いている。
一度全面的に中止し、対策を協議するということにはならなかった。
これは極めて異常なことである。
異常なのに異常とは見做されない。
呆れる、そして怖ろしい。
悪夢である。
一方、わさびに使われた塩に問題があるかも?という程度なのに自主回収された。
これが、本来の姿である。
こちらはまさに正気である。
片方は狂気でしかなく、片方は誠実さを感じさせる対応である。
このような両極端のことが同じ国の中で行われている。
娑婆とはそういう場所のようだ。
善悪が同時展開されている。
それでも善が少しでも生きていることは喜ばしいことである。