離色することにメリットは有るのか?
有る。
そのうちのひとつに、死の恐怖が無くなるということがある。
私は元々死の恐怖が極めて希薄な人間だったが、その恐怖がゼロになった。
インドの聖典、聖者たちは次のように言っている。
「もしも、その者が精液を漏らすことが無ければ、その肉体は光り輝き、快い香りを発する。更に、死をも恐れぬ気力すら与えられる。このように、精液こそ真に生命を支えるものである。」ゴラクシャ・パッダティ
「ヨガでは精液の乱用は、死へとつながり、寿命を縮まるものと考えられており、精液を保つことにより、ヨギの体は甘い匂いを生み出し、精液をコントロールする限り死への恐怖はないとしている。」B.K.S. アイアンガー
ヨーガの道を心得た人は、かようにしてビンドゥを保全して、死を克服する。ビンドゥを漏らすことによって死があり、ビンドゥを保全することによって生がある。」
「ビンドゥ保全によって、ヨーギーの体内に香ぐわしいかおりが生ずる。ビンドゥが体内に全たきかぎり、死の恐れはどうしてあり得よう。」ハタ・ヨーガ・プラディーピカー
「禁欲の力によりて、神々は死を克服せり」 アタルヴァ・ヴェーダ
これらの言葉は、真実である。
私がまさに今現在、体験していることである。
離色しなくとも死の恐怖を克服することは可能だと思うが、離色は確実な方法として私が保証する。