今週のNHK-FM"夜のプレイリスト”のDJは小林幸子さんだった。
その選曲は少し意外なものだった。
月曜日は弘田三枝子のベスト盤、これは小林さんの世代的には(あぁ、そうなのか)と思えるものだった。
火曜日はシルビー・バルタンのベスト盤だった。
弘田三枝子からシルビー・バルタンへの流れは想定外だった。
確シルビー・バルタンは、駆け出しの頃のビートルズがライブの前座を務めた大スターである。
小林さんとシルビー・バルタンとはイメージ的に結びつかないなぁ。
と言っても私は小林さんのプライベートを良く知っているわけでないので、単に私の思い込みが外れただけであろう。
水曜日はナンシー・ウィルソンの"Today Tomorrow Forever"だった。
ナンシー・ウィルソンか。
人気と実力を併せ持った大スターである。
小林さんがファンであることはよくわかる。
木曜日はジェームス・ブラウンのベスト盤だった。
これは本当に意外である。
小林さんはジェームス・ブラウンの大ファンなのだそうだ。
ジェームス・ブラウンもまた大スターであるが、ここ日本において彼の大ファンを公言する人は少ない。
音楽上の偉大さは認めつつも実際の人気は、その偉大さに釣り合いが取れていないのだ。
最終日の金曜日はさだまさしのベスト盤だった。
小林さんとさださんは、プライベートでも懇意にされているそうで、かなりの長電話をされることもあるそうだ。
小林さんが選んだ盤は、ナンシー・ウィルソンを除き全部ベスト盤だった。
こういう選曲をされる人は、この番組では珍しい。
「ベスト盤だから良い曲、ヒット曲ばかりで良い!」ということであろう。
実にわかりやすい。
小林さんのトークは聞き取りやすく可愛い感じのものだった。
トークもイケるんだなぁと思った。
歌、テレビ・ドラマでの演技、そしてトークと小林さんは多彩な人である。
それにしてもジェームス・ブラウンと小林さんは結びつかないなぁ(笑)