これは一昨日のことである。
午後1時過ぎ、急に暗くなった。
外を見ると、空が黒雲で覆われつつある。
だが、その黒雲は我が家までで、お隣は雲がかかっていない。
それどころか、晴れている。
我が家とお隣との境界線あたりで空模様が明暗二つに分かれている。
黒雲方面は真っ暗で、晴れている方面は明るい午後の日差しである。
おぉ、これが「馬の背を分ける」というやつか。
そして、にわか雨が降り始めた。
しかし、我が家は黒雲の端だからであろう、大して降ってこない。
ほんの少し黒雲方面に行けば土砂降りである。
局地的豪雨が近年増えているが、この場合は、まさしく局地的であることが目で見てわかる。
こんな雨の降り方は他の季節では殆どない。
夏は確実に来ているようだ。