昨夜放送の”踊るさんま御殿”においてタレントの王林さんの発言には考えさせられるものがあった。
王林さんは、タレント。芸能人としてまだそれほどキャリアはない。
若手の一人であろう。
だが、番組出演時の態度には萎縮・緊張といった様子が一切見られない。
いつも落ち着いている。
明石家さんまさんの番組でも、あがった感じはない。
多くの芸能人はさんまさんの番組に出る際には大いに緊張するそうだ。
王林さんはこう語る。
「人って緊張するっていう感情が出るじゃないですか。そういう時にどうすれば良いのか?
私は人が緊張するっていう意味がわからないんですよ。
人間だということは、例えばさんまさんだったら、上を見た時におじいちゃんとおばあちゃんの顔が見える。(先祖という意味)
そのもっと上を見ていくと、カズレーザーさんとも一つになっちゃうじゃないですか。
結局、ひとつの猿だったと思うと全然緊張しない。」
テロップでは「一匹の猿からみんな誕生していると思うと緊張しない」と表示された。
王林さんはそう考えているので、さんまさんと初対面、番組初出演でもまるで緊張しなかった、そうだ。
なるほど。
語り口には幼さが感じられるが、言っていることは筋が通っている。
実際、多くの人が一度は思ったことがあることであろう。
だが、それを真正面から確信し意識・価値観に刻みつけている人は、私は初めて見た。
普通はそういうふうに思えないのだ。
理解は出来るが、実践できないのだ。
まぁ私も対人の場面では緊張はしないので、この方法は必要ないが、人によっては大いに参考になるのではなかろうか?