”ザ・スリル・イズ・ゴーン”はBBキングの代表曲だが、BBキングのオリジナル曲ではない。
それは知っていたが、誰の作かはよく知らなかった。
今回調べると、ロイ・ホーキンスという黒人ブルース歌手の作だと知った。
名前はわかったが、それ以上のことはよくわからないらしい。
辛うじて肖像写真があるだけである。
数年前までは「写真すら存在しない」と言われていたそうだ。
聴いてみる。
なかなか良いなぁ。
名曲、名唱である。
アレンジも濃くて良い。
BBキングのものとは、まるで違う印象である。
では、BBキングの盤を聴いてみる。
オリジナルのロイ・ホーキンスとは、ほぼ別物である。
弦楽合奏が映える洗練されたアレンジになっている。
洗練さえ過ぎとも感じられる。
そこがBBキングの狙い目であったのだろう。
私としては、ロイ・ホーキンス盤の方が好みだな。