私はここ数日の間に価値観に大きな変化があった。
その価値観は私の中では大きな柱のひとつだった。
10代半ばくらいから現在まで一貫して私の中に存在していた。
一生そのまま在り続けると思っていた。
私としては(この価値観を何とかしよう、どうにかしよう)と考えたことは
一度も無かった。
在って当たり前の価値観だった。
だが、その価値観は前触れ無く消え去っていった。
これは予想していなかったことだった。
こういうことが突然起こるとは、思いもよよらなかった。
大きな変化というものは、唐突に起こるものなのかもしれない。
事前準備をさせること無く、急に訪れ持ち去ってしまう。
そうした存在が私に働きかけたのだろうか?
いずれにせよ、これは私にとっては嬉しい変化となった。
重荷が取り払われたのだ。
これは、祝祭に値する。
本当に目出度いことは、事前通告なしに齎されるらしい。
有り難いことである。