自転車で市内を走っていた先日のことである。
私は県道を渡ろうとクルマが途切れる合間待っていた。
道の向こう側には年配の女性が二人いる。
何かをおしゃべりしている。
街角にありがちないつもの風景である。
だが、明らかに違う点がある。
二人が立つ位置が少し離れているのだ。
何十センチも離れているわけではない。
それでも、不自然なほど離れている。
意識してそうしているに違いない。
コロナウィルス感染拡大阻止に則った位置取りであろう。
「ちょっと離れて話そう」とどちらかが提案したのか、それとも言わずし
てこういう形になったのか。
さすがだなぁ。
否、これは当たり前のことなのか。
いずれにせよ、時節に沿った対応である。
見習いたいものである。