これは日曜日の朝のことである。
回覧板が回ってきた。
何枚もあるプリントの一番上に乗っているのは、お祭りの中止についての連
絡だった。
お祭りは神社内での神事のみ執り行われ、その他の行事は全部中止とある。
神事は宗教祭祀者だけで行い、それ以外の人は参加・見物も出来ない。
幟立て、門飾りの設営もしない。
そりゃそうだろなぁ。
お祭りの主要行事は屋外で行われるが、ある程度の密接状態は生じる。
人が密集するほどの大量の観客は集まらないが、それでも沿道や神社境内には
それなりの人数が集まる。
何よりも問題なのは行事の屋内待機所には参加者が集まることである。
お祭り用に提供された一般家屋の部屋に、参加者が集まり酒食をともに摂る。
昼間から飲む。
待っている時間中ずっと飲んでいる人もいる。
主要参加者は土曜日の夜から深夜遅くまで、あるいは夜通し飲み明かす。
そうした状況は良くないと判断されたのだろう。
プリントは町内会長による丁寧な挨拶文で締めくくられていた。
お祭りの実質中止は残念だと言う声が殆どであろう。
だが、私はちょっとだけ嬉しい。
幟、門飾りの設営をやらなくても良いからである。
毎年面倒だと思っていたんだよなぁ。
私は内心嫌々参加してきたのだ。
その顛末については毎年当ブログで報告している通りである。
今回の中止に伴い、来年度以降の行事縮小が検討されないかなぁ、とまで思
っている。
あぁ、こんなことを記しているから当ブログは地名は明かせずにいるのである(笑)